東京国際フォーラムにて「第2回・知活人 知のトーク&交流会」を実施いたしました。

前半の講演会はロボティシスト力石武信さん。
アートとロボットの深いテーマについて語っていただきました。
「ロボット」聞いたとき、我々は産業用ロボットの方面で考え、
その延長としてのヒューマノイドロボットに思いを馳せます。
力石さんのアプローチはさらに踏み込んだものです。
ヒューマノイドとは人間を模したものであり、
追及しようとしたら「人間とは何か?」のテーマを避けることができません。
力石さんは平田オリザ氏との協業で演劇手法とアンドロイドを追求。
そして今、工藝に到達されたとのこと。
もし江戸時代にロボット技術があったら、
工藝家は取り入れたに違いない。
ロボット技術が今発展したからこそ工藝がロボット化するのは自然な流れである、
これがアートとロボットとの関係です。
産業用ロボットからのアプローチではなかなか難しい思考ですが、
産業との融合もこの先にあると確信する講演でした。

後半は知の交流会。
これからも業界を超えて知の交換をしていきます。

   知活人 副代表 谷藤賢一